かかの備忘録

調べたり、見たり聞いたり、考えたりした事を書いていきます

かわいい鉢植えも地植えにすると変貌する話

8月最後の日曜日に草取りをした


我が家は西玄関で玄関前のスペースに鉢植えを置いたり一部芝にしたりしている。午前中は日陰になるのでそれほど暑くない。

雑草を抜きながら考える。
芝だけ残してスッキリさせるのは気持ちがいいし、草取りの作業は好きだけど、抜く時はほんの少しだけかわいそうだと思う。
でも躊躇なく抜けるのは、根もとから抜いたとしてもまたすぐに生えてくるとわかっているから。
どこでも見かける事ができる草だから。
この季節主に生えているのは、オニメヒシバ、コニシキソウカタバミ
カタバミはかわいい黄色の花を咲かせるので場所によってはそのまま残したりする。


庭の話をしたついでにワイヤープランツとプミラについて。

ワイヤープランツはグラウンドカバーとして南側の駐車スペースと隣家の間にある幅20センチほどの地面に、プミラは北側の塀に這わせて緑化しようと、5鉢ずつ購入し植えたのが15年ほど前。

植物はどんな大木も始めは小さな苗なのは当たり前なのだが、植木屋さんに並ぶ鉢植え、特に木の苗ではなく花や観葉植物を選ぶ時にはその時の可愛らしさで選んでしまう。
植物を育てた経験が浅い私はそうだった。

ワイヤープランツとプミラは鉢植えで売っているのをよく見かけるが、どちらも1センチほどの丸みのある葉でかわいい鉢植えだ。
成長しても細い蔓にかわいい葉が付いているその姿はそのままだと思っていた。

3年ほどは期待していた景観を保っていたと思うが、子育ての忙しさもあり、表面的な剪定だけしていたところ、気がつくとどちらも結構厚みのある茂みになり、葉を掻き分けると内側の蔓の直径は1センチ以上、それも曲がりくねったまま木のような質感になっていた。

特にプミラは同じ植物とは思えないほど、葉も大きく厚くなった。
数年前にかなり強気の剪定をし、枝に埋もれて見えなくなっていた塀の壁が見える程度まで切った。

それからは夏の始めと終わり頃に伸びすぎた蔓を剪定し、秋にその年最後の剪定をしている。
剪定する時は美容師になった気分。
全体のボリュームを考えながら切る所や長さを決めてチョキチョキ。

プミラを調べてみると、オオイタビの品種で成葉の長さは4〜9センチ、イチジクのような実をつけるらしい。へぇ、実をつけるんだ。剪定しなければそこまで成長するのかな。
ガジュマルの仲間でもあるらしい。
ひとつの枝から何本も蔓を伸ばす生命力は確かに南国に茂るガジュマルを思わせる。

こんなにかわいい鉢植えが

似ても似つかない姿に



ワイヤープランツも調べてみると花を咲かせるらしい。
ワイヤープランツは一度木質化した部分を撤去し、ほぼ根だけ残した状態まで切ったのに一夏で再び地面を覆うまでに復活!それからは古く固くなった部分を取り除いたり伸びすぎた蔓をカットしたりする程度で景観を保っている。花は見た事ないなあ。

猛暑の中でも変わらず庭に緑を茂らせてくれている。