10月の朝顔

今年、久々に朝顔の鉢を買った。当初付いていた蕾が咲いた後はほぼ咲かず、弱々しい蔓が伸びるだけで、8月はまるで咲かなかった。
それが、9月になり、時々一輪、二輪と花をつけ始めたと思ったら、9月下旬から10月にかけて、次々と蕾をつけ始め、今は毎日4〜5輪の花を咲かせている。
夏の代名詞のような花だが、猛暑は苦手だったんだなあ。半分枯れた鉢だけど、早々に片付けなくて良かった。
ところで、以前のブログにも書いたメヒシバなどのしつこい雑草は、今年も生えてこなかった。こんな猛暑になる前の夏には、抜いても抜いても芝生に蔓延っていたのに。
他では見かけるので、うちの西陽が降り注ぐ玄関前がよほど暑いのか。
『ひとの気持ちが聴こえたら』を読んで
『ひとの気持ちが聴こえたら』
ジョン・エルダー・ロビンソン 著
髙橋知子 訳
著者はアスペルガー症候群で、エンジニアとして天才的な才能があり、社会的に成功しているが、他人の感情がわからないために信頼や愛情が得られず自身を孤独な敗者だと思っている。
『眼を見なさい』でアスペルガーとしての半生を執筆し出版した事で広く知られるようになり、ある脳神経外科の研究に参加する事になる。
経頭蓋磁気刺激(TMS)という、脳のある部分に刺激を与え活性化させるという研究である。
数ヶ月研究に参加し治療を受けたところ、奇跡のような変化が起きる。
研究の内容や自身に起こった事を事実と本人なりの考察で深く掘り下げた記録。
過去30年間で、TMSは精神医学および神経学において、なくてはならない道具になり、アメリカには1000軒近いTMS診療所があり、日本でも治療が行なわれている。(研究参加は2008年 本の出版は2016年 10年以内にFDAの認可がおりるだろうと書かれている。)
自閉症スペクトラムの書籍をそれほどたくさん読んだわけではないが、今までで一番納得感があった。
治療前と後での感じ方の違い、これこそが定型発達者との違いなのかと思うと、定型発達者の世界がいろいろと理解できた。
もちろん、感じ方は定型だろうが障害者であろうが人それぞれだろうが、同じ人間が両方を経験して書いている、というのが重要だ。
私がTMSの治療を受ける事はないだろうから、この本では科学的な説明にも多くのページが割かれているが、それよりも著者の人としての物語の方が興味深かった。
すみません、旦那との会話を書かせて下さい
(旦那の仕事部屋には洗面台が付いています)
「ゴキちゃん出たからスプレー貸して」
「どこに出たの」
「台所」
「スプレーしといて」
「スプレーは洗面台の下?」
「いつものとこ」
「いつものとこって洗面台の下だよね」
「いつものとこだよ」
「いつものとこってどこ」
「えー?」
と立ち上がり、「いつもここから出してるじゃん。」
と言って、洗面台の下から出して渡してくれた。
洗面台の下じゃん!とツッコムとまた面倒な事になるから、おとなしく借りる。
変ですよね?
旦那はいつも私の伝え方が悪いと言うけれど、そうか?と思う。
些細なことだけれど、重なるとストレスになるので発散のため書かせてもらいました。
読書記録 『雫』を読んで
寺地はるな 著
(初版発行は2024年11月だが)物語は2025年4月(45歳)に始まり、1995年9月の中3まで5年ごとに遡って最後2025年10月に戻って終わる。今に至る経緯が紐とかれていく構成になっている。
始めは読みにくい。これは後で説明されるんだろうな的なところが多いので、途中から読みやすくなってくる。主要登場人物は4人いるのだが、彼らの性格がどんどん鮮明になってくる。
こういう小説を読むと、いつも思う。本当に人のことよくわかってるなぁと。
こういう性格の人いる。こういう考え方の人いる。4人の性格が手に取るようにわかるようになってくる。その他の人たちはちょうど良い距離感。主人公から見たありのままが書かれている。
何もかも恵まれていて、輝かしい人生を送りそうに見えた高嶺くんは結婚生活がうまくいかなくなり、乱れた生活のせいで体を壊す。45歳にして残りの人生は余生だと言う。社会不適合者でこの先どうするんだろうと周りから心配されていたしずくは自分なりの幸せを手に入れる。森くんは置かれた場所で咲けない辛い時期があったけれど、配偶者と幸せに暮らしている。私こと珠は自分の事はよくわかっていなくて 人生を選択するのが苦手。デザインが好きで、それなりの腕もあるけれど、自分で道を切り拓くほどの勇気はない。一途に仕事をするしずくをまぶしく思う。自分と重ね合わせてしまうところが多々あった。
45歳。人生の道は開けていると感じられる明るい気持ちで物語は終わる。
私はASDで人のことを考えると疲れてしまう。こんな細やかな人間観察は一生できないと思うけれど、それが垣間見れるので小説は面白い。
ところで木下しずくの脳内ビジュアルが綾波レイなのは私だけだろうか?
紫陽花が色づき始めた
5月19日の紫陽花。


5月23日の月桂樹。若葉がかわいい。


世界は私たちのために作られていない を読んだ覚え書き
『世界は私たちのために作られていない』
ピート・ワームビー 著
堀越英美 訳
ASDについて書かれた本
この本に出てくるASDの特徴
注意欠陥・多動性障害ADHD(ASDとは違うが併せ持つ場合ががある)
二ユーロダイバージェント(脳の発達やはたらきが定型発達とは異なる人)
マスキング(仮面着用)
メルトダウン(対処方は刺激から遠ざけること)
自己刺激行動
感覚過敏
モノトロピズム(単一志向的)(一度に比較的少数のものに関心を集中させる傾向がある)(レーザーのような集中力)
バーンアウト(燃え尽き)(マスキング能力の喪失につながる)
拒絶敏感不安症RSD(批判されることを恐れる)
遂行機能障害(優先順位をつけられない、意思決定に苦労する 整理整頓できない)
自閉症的無気力(作業や焦点を切り替えられない状態 先延ばし癖とは異なる タスクの切り替えに時間がかかる)
病理的要求回避症候群PDA(指示に反発してしまう)
インポスター症候群(他人をだましているように感じる心理傾向 自分は障害者のふりをしている偽物ではないか)
失感情症(自分の気分や感情を認識しづらい)
取りこぼしもあるかもしれないが、羅列してみた。
専門的な言葉では初めて知った事が多い。覚え書きとして。
私はグレーゾーンということもあり、共感できない事の方が多かった。が、これもASDの特徴だったんだ、と自分に思い当たる事も多かった。また、ひょっとして娘の困り事はこれかもしれない、と思う事も。
解決のヒントになればと読み始めたが、解決するために定型発達者にお願いする内容だった。
そのはずで、この本は定型発達者に向けてのガイドを目的として書かれたものだった。
著者は診断を機にネットでASDのアドボケイトをしていると本文の最後に書かれていた。
コデマリから紫陽花へ

4月21日の写真
すぐにコデマリは満開になりました。1週間ほど経った今はまだきれいに咲いていますが、すでに色褪せて散り始めています。楽しめる期間が短い花ですが玄関前にあるので毎日楽しんでいます。

4月22日
紫陽花に蕾ができているのを発見

ビワも実をつけはじめ若葉がかわいい